麻倉もも楽曲レビュー ~自由に、気ままに。~ 第一弾 「明日は君と。~カラフル」
お久しぶりです。
先日、麻倉ももライブツアー"Piacere!"渋谷公演2日目に参加してきました。
ライブの興奮が冷めず何か語りたい気分だったので、今回は新アルバム「Apiacere」のタイトルになぞらえて、"アーティスト麻倉もも"の楽曲レビューをリリース順に書いていこうと思います。
~新アルバム「Apiacere」のタイトルについて~
さて、本題に入る前に、まずは記事の要である『Apiacere』の意味を解説していきます。
"a piacere"とは、音楽用語で「自由に、気ままに、任意のテンポで演奏する」という意味です。
クラシック音楽における曲の"テンポ"は、楽曲の表情やイメージを左右する非常に重要なパーツです。
速くても、遅くても、止まってもよし。
あなたが"思うままに"、すべては"あなたの解釈"で演奏しなさい。
そういった意味があると思っています。
"アーティスト麻倉もも"の「やりたいこと、歌いたいもの」が詰まったこのアルバムにぴったりで素敵なタイトルです。
前置きが長くなりましたが、ここから思い出話も交えてレビューをしていきます「
解釈不一致等もあるとは思いますが、これも1つの解釈だと思って読んでいただければ幸いです。
1stシングル「明日は君と。」
1.「明日は君と。」作詞・作曲・編曲 HoneyWorks
アーティスト麻倉ももデビューシングルの表題曲。
作詞・作曲・編曲は言わずも知れたあのHoneyWorksです。
メロディはアップテンポでさわやかな王道恋愛ソングといった感じ。
間奏に入るカノンロックっぽいギターソロがライブでの盛り上がりポイント。
歌詞は、毎朝バス停で見かける"君"に恋をし、きっかけを探して距離を縮めたいが、なかなか最初の一歩を踏み出せない。
そんな葛藤を抱える恋愛経験0の"私"が勇気を振り絞り、バスを降りた"君"に「私 私… 君の名前が知りたい」と叫ぶ というストーリーです。
最初に聞いたときは「なんだこれ???」と思いました。
ハニワのワールド全開すぎて、もはやHoneyWorks meets 麻倉ももじゃねぇかと。
今でもその感想は変わっていませんが、ソロデビュー曲なのでなんだかんだ思い入れの深い曲です。
今思うと、麻倉ももが歌う恋愛ソングの原点だったのかもしれません。
2.「花に赤い糸」 作詞・作曲 HoneyWorks
自身が演じる瀬戸口雛主演映画「好きになるその瞬間を。~告白実行委員会~」の挿入歌です。
初の主演アニメということもあり、当時はかなり嬉しかったのを覚えています。
この曲で初めて麻倉ももというアーティストを知った。という方も多いのではないでしょうか。女性ファンが多いのもこの曲がきっかけなんじゃないかなと思います。
曲調はロックバラード寄りのミディアムバラード。
1番Bメロ終わりの「あぁ」で楽器がブレイクして、サビに入った瞬間に力強いバンドミュージックになるのが好きです。
歌詞は瀬戸口雛の心情を綴っているものです。叶わない恋だと知っていながらも、自分磨きをして振り向いてもらいたい、諦めきれないという気持ちが描かれています。
最終的には失恋を乗り越え、受け入れることで成長していくという物語になっています。
作中歌としてこれほど完成度の高い曲はなかなかないのではないでしょうか。
声優である麻倉ももだからこそ歌える1曲なのではないかと思っています。
2ndシングル「トクベツいちばん!!」
実質HoneyWorks meets 麻倉ももだった1stシングルからのこの2ndシングル。
楽曲の方向性も前作とはガラッと変わり、何がしたいのか理解に苦しんでいました。
よく語り合っていたオタクと、アーティスト麻倉ももはダメなのかもしれないと闇を抱えていた時期でもありました。
1.「トクベツいちばん!!」 作詞 谷口尚久 作曲 KOUGA
自身がヒロイン佐伯夕花を演じる、テレビアニメ『プリプリちぃちゃん!!』のオープニングテーマ。
曲全体を通して明るくポップな曲調ですが、Dメロで急にしんみりする謎曲。
サビで「ももが好きだよ!!!」と叫ぶためだけに存在している曲。
いかにも子供向けアニメのOPだなーって歌詞なので、他は特に語ることなし。
2.「箱庭ボーダーライン」 作詞 胡月みなと 作曲 KOUTAPAI
麻倉もも史上最大の謎曲にしてクソ曲(個人的感想なので叩かないでください)
80年代のアイドルソングをイメージして作られたみたいですが、ホンマか??って言いたくなるような歌です。
1stライブで聞いたときに。あれ?意外と悪くないのか...???と思いましたが、勘違いでした。
未だに歌詞が理解できないのは、自分がまだ「オトナ」になれていないからなのかもしれません。わからんけど。
3rdシングル「カラフル」
やっと俺ら"めんどくさいオタク"に希望の光を見せてくれた""神""シングル。
これこそが麻倉ももデビューシングルだ!!と騒いでいた記憶アリ。
今思えばクッソ失礼な話ですが。
1.「カラフル」 作詞・作曲 谷口尚久
前作表題曲と同じく、『プリプリちぃちゃん!!』のオープニングテーマ。
オタクたちと一緒に踊るライブの定番曲となっている。
ポップで、疾走感のある曲調。メロディを聞いているだけで『楽しさ』や『元気さ』が伝わってくるよう。
「ラッキーもハッピーも全部分かち合いたいんだ」という歌詞から読み取れるように、視聴者に元気と幸せを分け与えてくれるような前向きな楽曲です。
「みんなが必要 そう離さないよ もう迷わないよ どんな時でも どうなっても」
このフレーズが好き。
オタクたちに笑顔を与えてくれる麻倉ももさんにぴったりな曲です。
今まで考えていたアーティスト麻倉ももに関するネガティブな感情が、この1曲で全て吹き飛びました。
2.「No Distance」 作詞 高島鉄平 作曲5u5h1
全世界楽曲ランキングで堂々の1位を獲得するほどの名曲。
自分はこの曲に救われたといっても過言ではありません。
アラーム音に設定しても嫌いにならない唯一の曲。
曲調は穏やかな晴れの日を彷彿とさせるが、どこか懐かしさもあるようなメロディ。
大サビ前半で入るクラップが大好き。
人それぞれ悩みはあるけれど、一歩ずつ進んでいけば、明るい未来が待っている。辛いときがあっても、私が側で寄り添っているよ。だから大丈夫。
と、背中を押すような歌詞が特徴的です。
凹んでいる時でも、なんかやる気が出ないなーって時でもこの曲を聞けば気分が軽くなり、元気が出る。そんな詞です。
ご本人がブログでこの曲を歌う際に込めた想いなどを綴っているので、こちらもご覧いただければと。
1stライブ初日で初めて生で聴いた際に感極まって涙したくらい、個人的に思い入れの強い曲です。
アンコールくじ引き1曲目のパンプキン・ミート・パイが終わった後、連番のオタクに「2曲目で絶対No Distance引きますよ」って話していたらガチで引いて崩れ落ちたのはいい思い出です(笑)
語りすぎて疲れたので、今回はここまでにしようと思います。
2016年のデビューから2017年にかけてリリースしたシングルのレビュー(?)をしていきました。
次回はパンプキン・ミート・パイからまた適当に書いていこうと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。